2019年F1第17戦日本GP 台風接近前の金曜日は夜を徹して施設の補強を行っていた作業スタッフ

【】F1 Topic:金曜は徹夜で鈴鹿サーキットの施設補強を行っていた作業スタッフたち

10月12日

 台風19号の接近に伴い、今年の日本GPは土曜日の全セッションが中止された。翌日は閉園となる鈴鹿サーキットに金曜日の夜、大勢の作業員が到着した。西尾レントオールのスタッフだ。イベントの運営・施工を行う会社として長年、鈴鹿サーキットで開催される日本GPでさまざまなサポートを行なっている西尾レントオール。そのスタッフが今年は少し早く金曜日の夜に20名ずつの部隊に分かれて、鈴鹿サーキットに到着した。

 その目的は、サーキット内に設置されているさまざまな施設の補強だ。例えば、パドックにある各チームのホスピタリティハウスは、基礎が土中に埋め込まれている通常の家屋ではなく、アスファルトの上に置かれた仮の家屋だ。しかも、屋根がテント状となっているため、風の影響を受けやすい。

 そのため、西尾レントオールのスタッフがホスピタリティハウスの屋根から伸びるワイヤーを地面から出ているフックに固定する作業を行なっていた。西尾レントオールのあるスタッフによれば、「大阪から応援部隊がさらに駆けつけ、徹夜で準備をして、台風接近前に作業を終わらせる予定だ」という。

 鈴鹿は台風が最接近した土曜日の夕方から横殴りの雨となった。サーキット内の施設が無事であることを祈りたい。

2019年F1第17戦日本GP 台風接近前の金曜日は夜を徹して施設の補強を行っていた作業スタッフ
2019年F1第17戦日本GP 台風接近前の金曜日は夜を徹して施設の補強を行っていた作業スタッフ



(Masahiro Owari)