【】クビアト、トラブルで母国GPの予選を欠場「最後尾スタートと分かっていても、やっぱり走りたかった」:トロロッソ・ホンダF1
9月29日
2019年F1ロシアGPの土曜、レッドブル・トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは、FP3でパワーユニット(PU/エンジン)の問題が発生したことにより、予選に出場できなかった。
金曜に最新スペック4の新品ICE、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-Kが投入され、グリッド最後方への降格が決まっていたクビアトだが、土曜午前のFP3でパワーユニットのトラブルに見舞われた。セッション序盤、クビアトはターン1でマシンをストップ。「エンジン、エンジントラブルだ」と無線で訴えた。マシンがガレージに戻された後、ホンダは、パワーユニットにトラブルが起きたためフレッシュユニットに載せ替えると発表した。この作業のためにクビアトは予選に出場することができなかった。
ホンダF1テクニカルディレクターの田辺豊治氏は、「ペナルティによる最後尾スタートが確定していたので、確実な交換作業を実施することを優先し、予選に出走しないことを選択しました。今回発生した問題についてはこれから分析を行います」と述べている。
クビアト車には新たにシーズン7基目のICE、ターボチャージャー、MGU-H、6基目のMGU-Kが入れられた。
クビアトは予選タイムを記録しなかったものの、スチュワードの許可を得て決勝に出走することが可能になった。土曜発表の暫定グリッドによると、クビアトは母国グランプリを最後尾20番グリッドからスタートする予定となっている。
■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
ダニール・クビアト 予選=出場せず
今のところ、順調な週末とはいいがたいけれど、一番重要なのは日曜日だ。
後方グリッドへの降格が決まっていたとはいえ、ホームグランプリでの予選で走れなかったのは残念だった。でもこういうことは時にはあるものだから、受け入れて、明日のレースでベストを尽くすことに集中しなければならない。
この状況に屈するつもりはない。週末を好転させる可能性はまだあると信じている。問題が続いたことであまり走行しないままレースに臨むが、このコースのことはよく知っているから、リズムをつかんでいい走りをすることを目指す。
(autosport web)