【】パドック裏話:アントワーヌを失った辛い週末を思い思いの形で追悼。「君のことは決して忘れない」
9月18日
F1ジャーナリストがお届けするF1の裏話。F1第13戦ベルギーGP&第14戦イタリアGP編です。
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F1のパドックは最高の仕事場だ。ただ、モータースポーツの世界で働いていると、しばしば素晴らしい経験に出会える一方で、精神的にひどく落ち込むような出来事もある。2連戦となったベルギーとイタリアの週末は、まさにその例だった。
ベルギーで土曜日に起きたアクシデントの後、このスポーツは沈鬱な雰囲気に沈んでいた。しかし、悲惨な事故への反応として、人々の称賛に値する行いがいくつもあった。私が望むのは、このコラムを読んだ人が、そこに何かしら明るい面を見出してくれることだ。
FIA-F2のフィーチャーレースで、アントワーヌ・ユベールとファン・マヌエル・コレアがクラッシュした瞬間から、パドックはしんと静まり返った。それまでは、とても賑やかな週末だった。スパのパドックはふたつのレベルに分かれていて、その中間のオープンエリアはテレビクルー、ジャーナリスト、VIPゲストやその他のファンであふれかえっていた。
そうした人々は、事故の後もパドックを歩き回っていたが、ユベールとコレアの状態についての知らせを待つ間は、小さなピンが1本落ちても、その音が聞こえるほどだった。そして、悲しいことに、夕方にはユベールの死去が正式に発表され、誰もが恐れていた最悪の事態が現実になった。
だが、モータースポーツの世界が示した反応は、感動的とさえ言えた。
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