リカルドは、ルノーは後半戦で大きな成長を遂げる必要があると考えている

【】リカルド、2020年にルノーF1が表彰台を獲得するためには「シーズン後半での大きな成長が必要」と主張

8月23日

 ダニエル・リカルドは、ルノーF1がチームの力を信じ、レースウイークの運営をうまく行なえば、現在よりもさらに優れたパフォーマンスを発揮できると語っている。

 現時点でルノーはコンストラクターズ選手権でトロロッソのすぐ後ろの6位につけており、現在ランキング4位のマクラーレンからは大きく離されている。

 リカルド自身はドライバーズ選手権で11位につけており、チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグは、さらに5ポイント差で3つ後ろの14位となっている。これはチームが望み、期待していた順位ではないが、リカルドはこの結果がチームの現在のパフォーマンスを完全に反映したものではないと確信している。

「僕は、マクラーレンが出しているような結果を出すために必要なすべてのツールとマシンを、僕たちが持っていると今も信じている」とサマーブレイク前にリカルドは述べている。

「他のチームは僕たちよりも頻繁に結果を出せているようだ」とリカルドはSky Sport F1に語った。

「今の時点で彼らは、僕たちよりも多くのコースでうまくやっているんだと思う」

「でも僕たちも、週末を有利に始められれば、たいていは有利なままレースを終えてきた。もう少し上のスターティングポジションを獲得できるようにさらに考えて、自分たちにもっと自信を持つことだ」とリカルドは主張した。

「自信を持ってチーム内の精神を奮い立たせることだ。なぜなら僕たちは十分な力を持っていると思っているからね」

 リカルドは、ハンガリーGP予選Q1におけるチームの不手際を指摘した。これによって彼は2回目のアタックのチャンスを逃してQ2へ進出できず、スターティングポジションがグリッド最後尾になってしまったのだ。

「ハンガリーのような週末があったら、物事がうまくいったときにこうした週末があったことや、そのときの気持ちを思い出すんだ。そうすれば結果を出せた週末が、もっと嬉しいものになる」とリカルドは語った。

「こうした時期をやり過ごそうとしているところだ。サマーブレイクは活力を取り戻すためにも良いタイミングで来たと思う。こんな週末があったからこそ、シーズン後半をより良いものにできると思っている。そうなるように努力して実現させるよ」とリカルドは付け加えた。

 しかしリカルドは、チームが結果を出せなかった2019年序盤から立ち直ることを望むのならば、大きく前進してより力強くならなければならないことを認めている。

「もちろんもっと上の結果を望んでいたが、そのようにはならないことは分かっていた」とリカルドは認めた。

「落ち込むようなことはない。なぜなら、もっとうまくやれると期待しているからね」

「カナダGPの予選を振り返ってみれば、最初の数戦における期待を上回っていたと言える」

「けれどもオーストリアのような他のレースでは、当然ながら結果は僕たちの期待を下回っていた。つまり僕たちの状況は次々と変わっているんだ」とリカルドは話す。

「今までのところは、期待値の中間あたりにいると言っておこう。でもシーズン後半では、もっと頻繁にトップ6位でフィニッシュすることを期待している。どのレースであろうがね」

「シーズンの中間地点である今、もっと優れた仕事をする必要があると言えると思う。もし2020年に表彰台を獲得したいのなら、シーズン後半に向けて大きく前進し始める必要がある」

「それには時間がかかることは分かっていた。でもシーズンの終わりに現在の順位に留まっていたら、それは僕たちの期待を下回っているということだよ」とリカルドは締めくくった。



(autosport web)