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【F速プレミアム】グランプリのうわさ話:混迷を深めるハースF1のメインスポンサー”ライトニング・ボルト”

7月24日

 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。

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ライトニング・ボルトの行く末
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 リッチ・エナジー社をめぐる物語が新たな、そして劇的な展開を見せた。物議を醸してきたウイリアム・ストーリーCEOが会社を離れ、代わりに同社の経営権を握った株主たちによってライトニング・ボルトという新しい社名が登記されたのだ。

 今のところ、ハースF1チームは黒と金のカラーリングにリッチ・エナジーのロゴを継続するつもりのようだ。だがサマーブレイクが終わり、この奇妙な会社の今後進む方向が明らかになった時点で、仮に彼らが製造しているエナジードリンクの商品名もライトニング・ボルトになると分かれば、ジーン・ハースがオーナーを務めているF1チームのマシンは、その外観を変更することになるのだろう。

 しかし、経営権を掌握したのがまともなビジネスマンたちのようなので、毎年2000万ユーロ(約24億1000万円)もの資金をF1につぎ込むにはほど遠い様相を呈している同社が、2020年もハースのスポンサーを続けられるなどということは考えにくい。


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