【】ホンダ田辺TD「スペック3パワーユニットのデビューは順調。予選・決勝に向け最適化を進めていく」:F1フランスGP金曜
6月22日
2019年F1フランスGPの金曜、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンはフリー走行1=4番手/2=6番手、ピエール・ガスリーはフリー走行1=6番手/2=8番手だった。トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトはフリー走行1=14番手/2=15番手、アレクサンダー・アルボンはフリー走行1=10番手/2=13番手という結果だった。
ホンダは予定どおり、パフォーマンスの向上を図り、フェルスタッペン、ガスリー、クビアトのマシンに新たな仕様“スペック3”のパワーユニット(PU/エンジン)を投入した。
金曜のFIA発表では、レッドブル勢の2台には、ICE(エンジン)、ターボチャージャー、MGU-Hのそれぞれシーズン3基目が入れられた。これは規則で定められた基数制限内の交換であるため、ペナルティは科されない。
しかしクビアトに関しては、ICE(4基目)、ターボチャージャー(3基目)、MGU-H(3基目)、MGU-K(3基目)、エナジーストア(3基目)、コントロールエレクトロニクス(3基目)が導入され、ICE、MGU-K、エナジーストア、コントロールエレクトロニクスについては制限数を超えるため、「後方グリッドからのスタート」というペナルティが言い渡されている。
ホンダは「新しい仕様のPUに問題はなく、このレースウイークエンド初日から力強さを見せた」「FP1、FP2で得たデータを生かし、土曜日のFP3と予選でPUの威力を最大限に発揮できるよう、チーム一丸となり取り組んでいく」と述べている。
■ホンダF1テクニカルディレクター 田辺豊治
本日のフランスGP初日には、アストンマーティン・レッドブル・レーシングの2台と、レッドブル・トロロッソ・ホンダのクビアト選手のマシンにスペック3のPUを投入しました。アルボン選手に投入しなかった理由としては、トロロッソの2台が同時にペナルティを受けることを避けるためです。
今日は大きなトラブルもなく、スムーズな一日となり、新しく投入したスペック3のセッティングも順調に進めることができました。
今晩、さらに細かい部分のデータを分析し、明日の予選とレースに備えます。
(autosport web)
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