サインツJr.はマクラーレン復活の計画を成功に導こうと努めている

【】「マクラーレンF1復活のプロジェクトを率いることは大きなモチベーションになる」とサインツJr.

4月21日

 カルロス・サインツJr.は、F1においてマクラーレンの状況を好転させるという役割を担っていることで、大きなモチベーションがもたらされたと語っている。

 F1キャリアから離れる決断した、2度のF1世界チャンピオンで同郷のフェルナンド・アロンソの後任として、サインツJr.は2018年末にマクラーレンに加入した。

 3度目のタイトルをマクラーレンで獲得するというアロンソの望みは、マクラーレンがホンダとの多くの試練に直面していたことが大きく影響し、4年の在籍期間中には実現しなかった。

 彼の後を継いだサインツJr.は、グリッド先頭に復帰するためのチームの複数年計画に専念しており、マクラーレンの復活から個人的な成果を得ようと心に決めている。

「F1において多くの歴史を持つチームであるマクラーレンに加入することは、僕の夢だったんだ」とサインツJr.は、F1公式ウェブサイトに掲載された彼の新たな個人コラムに書いた。

「チームはこの数年厳しい時間を過ごしてきているが、僕たちは諦めず、ベストになるために戦うという同じ考えを共有している。それは僕たちのDNAに刻み込まれているし、このプロジェクトを牽引することは、大きなモチベーションになっている」

「2019年の最初の3戦は難しいレースだったが、自分たちの純粋なパフォーマンスにはとても勇気づけられた」

「今年、僕たちはすでに状況を好転させている。中団グループの戦いの只中で安定性を発揮し、ポイントを獲得できるマシンがあるということを示してきた。それがバクーに行くのが待ちきれない理由だ」

 サインツJr.のマクラーレンでの開幕戦オーストラリアGPは、ルノーエンジンのトラブルによって台無しとなった。また、バーレーンGPでも再度のリタイアが彼を待ち受けていた。

 サインツJr.は中国GPに決然と挑んだが、最初の周回でトロロッソのダニール・クビアトとの接触に巻き込まれ、レース開始当初から劣勢となってしまった。

「上海でのレースウィークでは、望んでいたような良い結果にはならなかった」とサインツJr.は認めた。

「苦戦することは分かっていた。僕たちのマシンはロングコーナーでのブレーキングとトラクションが強力ではないからね。金曜日は希望が持てたけれど、予選ではコンマ数秒の差でQ3に進めなかった」

「レースで何が起きたかは誰もが知っているだろう。僕はアクシデントを避けようとしたが、できることは何もなかった。ダニール・クビアトはマシンのコントロールを失い、僕を押し出した。そしてランド(・ノリス)と接触したんだ」

「最初の3戦は良いレースというわけではなかった。マシンの感触が良いことが分かっていただけに、本当に苛立たしいことだ」

「でもマシンのペースは強力だったし、僕たちは遅かれ早かれポイントを獲得し始めるようになるよ」


この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)