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【F速プレミアム】グランプリのうわさ話:メキシコ政治家が同地のグランプリを非難「贈収賄によって復帰を果たした」

12月13日

 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。

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政治家のターゲットとなったメキシコGPが開催危機
賄賂と汚職の一掃を目指すメキシコ政府
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 メキシコGPは2018年、FIA授賞式で最高主催者賞を4年連続で受賞した。しかしメキシコで新大統領が選出された後の政府関係者の一連の声明から、メキシコGPの将来が危ぶまれている。

 メキシコ政府の最高位に到達した初の左翼政治家であるアンドレアス・マヌエル・ロペス・オブラドールは、メキシコにとって不名誉な特徴となっている、蔓延した汚職と戦うことを公約にしている。

 そしてF1グランプリは明らかに彼のターゲットのひとつとなっている。新たに任命された、ナショナル・スポーツ・コミッションの責任者であるアナ・ガブリエラ・ゲバラは以下のような声明を出している。

「我が国で国際的なイベントが主催される際、贈収賄は当たり前に行われており、我々はこの状況を解決する道を見つけなければならない。そして税収をF1レース継続のために支出する意図はない」

「メキシコでは、人口の大半が貧困の中で生活しており深刻な状況が続いている。この国の汚職が、グランプリをメキシコに復帰させたのだ。アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスでイベントが行われるために、多くの賄賂が支払われた。我々はこれ以上この状況を受け入れることはできない」


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