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【】パドック裏話:めざとくコース上のデブリを発見したサインツの観察眼

3月21日

 F1ジャーナリストがお届けするF1の裏話。プレシーズンテスト、第1戦バーレーンGP、第2戦サウジアラビアGP編です。

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 すでにシーズンが始まって2レースを終えたところではあるが、まずはプレシーズンテストに話を戻させていただきたい。今年のテストではいくつかのトラブルと、それによる走行中断があった。

 近年のF1マシンの信頼性の高さは見事なものがある。その一方で、クルマがグラウンドエフェクトを用いるようになってからは、サーキットにも優れた「信頼性」が求められるようになってきた。フロアの発生する負圧で思わぬものが吸い上げられ、コース上の障害物になる可能性があるからだ。

 昨年のラスベガスでは、カルロス・サインツのフェラーリが、しっかり固定されていなかった水道弁のカバーをヒットするという出来事があった。これはコースに適切な対策が行われていないと、クルマに大きなダメージを及ぼし、場合によっては悲惨な結果にもつながりかねないことを端的に示す例だった。そして、サインツはバーレーンで発生した同様のトラブルにも、また違うかたちで関与することになった。


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